第28回日本ハンドセラピィ学会 学術集会

 

学術集会会長  西出 義明  

もり・整形外科リウマチ科クリニック

 


 

このたび,第28回日本ハンドセラピィ学会学術集会会長を拝命し,第59回日本手外科学会学術集会会長であられる水関隆也先生からの格別のご高配を賜り,2016年(平成27年)4月23・24日の両日,JMSアステールプラザにて第28回日本ハンドセラピィ学会学術集会を開催させて頂くことになりました.

広島の地では,現一般社団法人日本ハンドセラピィ学会大山峰生理事長のもとで開催された第6回学術集会(1994年)に次いで2回目となります.21年を経た現在でもこの当時の発表者や学会関係者は臨床や教育でご活躍されております.諸先輩方の絶え間ない努力により今日の日本ハンドセラピィ学会が大きくなっていることを思いますと改めて会長の任の重責を痛感しております.

本学術集会のテーマは,「セラピストの使命―EBMの構築に向けて―」とさせて頂きました.手外科領域におけるハンドセラピィの必要性につきましては,多くの手外科医の先生方のご理解とご支援により定着した考えとなり,誠に光栄なことと感謝しておりますが,ハンドセラピィのエビデンスは十分とはいえず,先生方のご期待にお応えできていないのが現状です.そこで本学術集会では,ハンドセラピィのEBMを構築していくことが患者様や手外科医の先生方に信頼していただく使命と考えこのようなテーマを掲げました.

特別講演には,当学会顧問であられます阿部宗昭先生と一般社団法人日本手外科学会理事長の矢島弘嗣 先生にお願いしております.阿部宗昭先生は30年近く日本のハンドセラピストの育成に多大なご尽力をいただいております.矢島弘嗣先生もまた日本手外科学会主催 秋期教育研修会へのセラピストへの参加などハンドセラピストに暖かいご支援を下さっておられます.

シンポジウムは2部構成で企画しており,第1部は「EBMの構築に向けて」,そして第2部は「難渋例に対するセラピストの使命」というタイトルにさせて頂きました.第1部におきましては,骨折,手指屈筋腱損傷,末梢神経損傷,関節リウマチ等について各施設で実践しているセラピィとその根拠について発表して頂き,不足しているEBMの課題やEBM構築のための方法などを討議したいと思っております.第2部におきましては,稀少例や分類化が難しくEBMを実践するのに困難な症例を提示して頂き,セラピストにおいてもEBMは必要であるとしながらも,各症例に応じたuseful handを踏まえ,症例が満足するようなセラピィを実施することが使命であることを示したいと思っております.最終的にはこの2つのシンポジウムを通し,EBMを構築するための適切な評価法の確立,確実な評価の実施,セラピィ効果の蓄積,さらにはひとりひとりの症例をきめ細かく治療していくことにおいて何が重要で,どのようなことが課題になるかを導き出すことができれば幸いに思っております.シンポジウムは,第一線でご活躍され熱意をもたれたセラピストの方々にお願いしております.

特別企画では「Meet the Experience 海外体験報告」として海外で研究や研修,学会発表など経験されたセラピストにお話を伺うセッションを設けております.また明日から使える「実践セミナー」として経験豊かなセラピストの方のレクチャー3題を予定しております.

一般演題は口述・ポスター発表を予定しております.多くの皆様方からのご応募をお待ちしております.本学術集会では 初の試みとして子育て中のセラピストの方々にも多く来て頂けるよう学会託児所を設置する予定で準備しております.是非ご利用頂き,活発な質疑応答やディスカッションにご参加頂ければ嬉しく思います.

本学術集会が,患者様に根拠をはじめ理念と誇りを持ってセラピィを行わさせて頂く一助になれば幸いに存じます.
本学術集会の開催にあたりましては,充実した学術集会になるよう蓬莱谷耕士実行委員長,藤目智博運営委員長をはじめ運営・実行委員一同,一意専心,努力致しますので,何卒,ご指導,ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます.

それでは広島でお会いしましょう!

 

 

  

 

 

 メールにてお問い合わせ下さい.

 

 第28回日本ハンドセラピィ学会学術集会事務局

 

 医療法人仙養会 北摂総合病院 リハビリテーション科 作業療法室

 

 mail: 28th.jhts.meeting@gmail.com